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デントリペアの歴史

車のボディにできた小さなへこみ(エクボ)をパネルの裏側から専用工具で精密に押し出して修復する技術です。

正式には「ペイントレス デントリペア」と言って、ヨーロッパの自動車製造ラインでその技術が生まれ、その後アメリカで急速に発展したと言われています。

海外では「デントリムーバル」とも呼ばれています。

ここ日本でも古くからデントリペアとよく似た手法で「もみ出し鈑金」という技術が一部の鈑金職人さんの間で存在していました。

もみ出し鈑金は特に小さくて薄いへこみが対象だったので、プレスラインや大きめのへこみには対応できませんでした。

日本にデントリペアの技術が入ってきた頃も対応サイズは500円玉くらいまでで、パネル裏が二重構造部分や補強部分(骨)、プレスラインにできたへこみはリペア不可でした・・・

ですが近年のデントリペア技術の進歩により、へこみの対応サイズも広がって今ではプレスラインはもちろん、上記の大部分がリペア可能となっています。

「デントリペアではプレスラインのへこみは直せない」という誤った情報もこうしたとこらからきているのかもしれませんね。